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インド旅日記その23:ニューデリー:インド最大の売春地帯に行ってみる後編

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2009年9月15日火曜日~17日木曜日:ニューデリー

外に出て左右を見回してみるが、そこはやはり中古車を扱う古工場の集合にすぎない。耳を澄ませても階段から再び彼女達の声や気配をかぎとることはできなかった。ありえないことだが、一瞬自分が夢でも見たのではないかという気がしてくる。念のため10メートル歩いて別の階段を上がってみたところ、デジャヴかと思うほど全く同じ光景が目の前に繰り広げられた。今度は二度目なのでこちらも少し余裕をもって観察できる。やはりというか、日本人の感覚からするとそこにいる女性は80%が肥満に分類され、30%がおばさん以上で、70%は不美人であり、60%はとても色が黒く、5%くらいはなんらかの病気持ちに見え、つまりは100%無理という状況だった。


それでも、さすがにインド最大とうたわれているだけのことはあって、このGBロードは規模という点ではなかなかに大きい。とにかく歩いても歩いても10メートルごとに階段があり、そこを上っていくと幾つかの部屋があり、各部屋には10人から30人の間で”女の子”が待機しているのだ。過去これだけの規模で売春婦を見たのはカンボジアのセブンティ・ストリートくらいか。(もう閉鎖されたと聞くが、彼の地では地平線の果てまで両側売春宿で一軒あたり5人から20人くらいの女の子がいた。あの時私は何百人というい売春婦の中を練り歩いていたのだ)

yatai.jpg
(写真:関係ないがニューデリーで美味しかった屋台の写真・・・GBロードの写真があまりないもので)


しかしながら、何軒行っても結果は同じ『物理的に不可能』を再確認する退屈なルーチンワーク。汗だくになりながら階段を上り下りするのはいいかげん辛くなってきた。もうこれで最後にしよう、そう思いながら最後に上った階段で見た光景は、それまで上ってきた10本近い階段とは少し違った。
いつものように二階にたくさんの売春婦を見た後、三階への階段を上る途中が中二階になっている。今風にいうとスキップ・フロア形式というのだろうか、何気なく覗いてみると、リノリウムの床の上にあろうことかたくさんの山羊がいた。あのメェーと鳴くヤギである。それがざっと見て20頭近く、床の上に蒔かれたペレットのような餌を無心に食べていた。ヤギの向こうに座っていた肥ったおばさんは腐ったような目でこちらを無表情に見ている。


私の中のチンケな常識ではありえない光景に軽い戦慄を覚えたが、ジロジロ見るのも失礼なのでそのまま通り過ぎ、二人の大人がすれ違えるかどうかの狭い階段を3階に行くと、またたくさんの売春婦がいた。売春婦達は今までと同様、こちら遠慮ない視線で睨め回し、私も同様に不自然な会釈をしながらその場を失礼した。戻りの階段で、再びヤギの大群を見て私は動揺した。一階の外は中古車部品販売、二階は売春婦でその上がヤギ、そして三階が売春婦ときている。心が弱っていたからだろうか、リノリウムの床に撒かれた餌を貪るヤギと肥ったおばさん、その光景を見て私はなぜか吐き気を催した。


もういい、GBロードはもういい。なぜに公団住宅のような建物の二階でヤギを飼うんだ。所詮インドを理解しようなどと無謀な話なのだ。

テーマ : インド旅日記 - ジャンル : ブログ

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