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インド旅日記その20:9つの目的をすべて達成した

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2009年9月14日月曜日:ニューデリー:9つの旅の目的を全制覇
朝7時起床。宿泊した部屋は天井のファンが壊れていて速度が調節できなかった。そのために昨晩は何度も暑くなって途中でつけては、また寒くなって消すを繰り返さねばならず、まんじりともできなかった。今日は部屋を換えてもらうことにしよう。


朝飯を食べに日本人に人気の『オクラ丼』を出す店に行く。ここは働き者のインド人夫婦のやってる店で、オクラ丼だけでなくチキン・ワンタンや野菜炒めなど胃に優しく美味しい日本食を安く食わせてくれるありがたいお店。名物オクラ丼(40ルピー)は、どんぶりご飯の上に塩茹でしたオクラを刻んだものを乗せ、目玉焼き二つを豪快にトッピングして醤油を垂らしただけの単純なもの。だがこれが美味い。帰国してからも何度かこのレシピで料理を作り『インドの味だ』と称して人に振舞っては喜ばれている。

okuradon.jpg
オクラ丼が美味い


私にとってもここがインドの最終地点なのでお土産を物色する。このメインバザール(パハールガンジ)という通りは非常によくできていて、安レストランから土産物屋、両替屋、雑貨屋、ヘンナ・タトゥー屋といった旅行者向けのサービスから、サリー屋、おもちゃ屋、お茶屋、果物屋といった地元民向けの店が適度に入り混じっている。歩いて20分くらいの通りはいつも活気に満ちていて、全てのものが安く・汚く・面白い空気が充満していた。はっきりいってコルカタのサダル・ストリートなんかの10倍は面白い。


結局ここでは300ルピー(600円)から交渉スタートしたラクダ革のサンダルを三日間通って120ルピーで購入したほか、名の知れた名刺屋で100ルピー払って100枚の名刺を作ってもらった。仕上がりを見ると、値段が100ルピー(200円)とは到底思えないほどの質で、台紙一つとっても何十とある紙の中から好きなものを選ばせてくれ、パソコンの画面上で好きなフォントとアイコンを使って言ったとおりにレイアウトしてくれた。その上、二人分作ってもらう代わりに色を50枚ずつ別々にしてくれという厄介なリクエストも嫌がらずに受けてくれた。

<<ここ名刺の写真>>

その後、ニューデリーの新名所・コンノート・プレイスという街に地下鉄で出かけて紅茶を買ったりして、丸一日ゆっくりと遊んだ。


ヤノリさんはこの日がインド最後の夜ということで、せっかくだから晩飯は”インドで牛肉を食おう”という私の提案でMetropolisというそレストランに行った。このチョイスは結果として失敗。出てきたステーキは水牛のように臭く、肉は硬くはっきり言って不味かった。

beefsteik.jpg
インドでステーキなんて食べるもんじゃねえ

深夜、乗り合いタクシーでニューデリー空港に去っていく彼女を見送る。


4日前にタージマハルの見えるレストランで会ってから、なんだかんだで結局ずっと一緒に旅を続けた。ヤノリさんは誰に対してもいつも笑顔で接し、地元の人にも優しく、それでも納得のいかないことには徹底的に戦った。自分のやりたいことを判っていて、それに対して情報を収集して一人で実行に移す行動力があり、そして万一の場合に変更できる応用力を持っていた。頭が良くて、それでいて多少抜けていて、基本人に親切だが適度にワガママで、元気で、独特の空気感は周りの人をみんな見方にするような力を持っていた。世界中で友達を作っては何度もその国を訪れたり、逆にその友人が日本を訪ねてきたり、一人でバックパックの貧乏旅行に行ったと思えば、友達とリゾートにも行く。それで日本でもきちんと仕事をしている。基本的に同じ場所を二度と訪れないという私のスタイルとは全く違うが、なんというか、バランス感覚が抜群にいい。10年前に会ったエジプト人家族を訪ねて3回もかの地に足を運んだという話を聞いた時は、『同じ時間とお金を使うのなら新しいところに行く』という私の性格からは決してできない羨ましい定点観測だと思った。『10月にはスペインから友達が遊びに来て、11月には友達とバリに行って、名古屋万博で出展してた人と友達になったからその人に会いに冬休みにはツバルに行く』と楽しそうに教えてくれた彼女は、私が予想していたのとはまったく違ったが確実に『素敵な旅人』の一人だった。


凸凹道を遠ざかっていくタクシーを見ながら、ふと私は今回のインドの旅の全ての目的がかなったことにきづいた。


1)『インド帰り』達がどうして『インド帰り』になったのかその理由を探りたい
2)人の命の軽さを感じたい、路上で眠るたくさんの人が蠢くところを見てみたい、インドのスラムを見てみたい
3)都市部にも野良牛はいるのだろうか、もしそうだとしたら是非見てみたい
4)私が想像もしなかったようなビジネスを見てみたい
5)インド研究の大家:ドクトルF氏との再会、5歳になったばかりの娘さんと遊ぼう
6)チャイを素焼きの器で飲んで、飲み終わったらカシャンと割りたい
7)ガンジス川で沐浴及びバタフライをしたい
8)ガンガーで野焼きされている死体を見たい、できれば水死体も見てみたい
9)男性でも女性でもいいので、素敵な旅人と会って話しをしたい


そして同時に、ふと私のインドの旅がここで終わったような気がした。
緊張の糸が切れたとでも言うのだろうか、とにかくそんな気がしたのである。インド旅行残りあと二日半、そしてその先に香港・マカオ二泊の予定が入っている。

テーマ : インド旅日記 - ジャンル : ブログ

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