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インド旅日記その4:インド南部マンガロールにて日本の田園風景に遭遇する

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2009年8月30日日曜日~9月4日金曜日(マンガロールにて) その1

昼過ぎにマンガロール空港に到着すると、高校時代からの友人ドクトルF氏と娘の雛ちゃんが迎えに来てくれていた。5歳になったばかりの雛ちゃんは、両親以外の日本人に久しぶりに会うというので凄くテンションが高かった。人見知りしながらも、こちらのほうをずっと嬉しそうに見てはなにか早口でお父さんの耳元でひそひそ話しをしている。

F氏が呼んでくれたバン型のタクシーで宿舎に向かった。それにしてもこの空港の周りは驚くほど何もない、ほんの少しの民家と田畑、あとは山々。マンガロールの町までは車でたっぷり1時間半はかかる。海沿いの街マンガロールは地方の中都市に過ぎない、周囲に土地も余っているように見えるが、それをどうしてこのような不便な山の中に空港をつくったのか理解に苦しむ。


マンガロールの港町で買ったピスタチオ牛乳、なかなか美味しかった
pistatiomilk.jpg


途中から舗装されていない田舎道を40分ほど走ると、ドクトルF氏の宿舎に到着した。

ここはF氏の伴侶であるプロフェッサーM保さんが見つけてきた宿舎で、このあたりを統括する大地主の家の敷地の中にあった。一橋大に勤務するM保さんがマンガロールの大学にいた時偶然知り合った大学院生の実家の離れ小屋を特別に貸してもらったそうだ。カルナータカ州とよばれるここ南インドの地には、精霊(ブータ)を崇拝する土着信仰が今も残っている。そしてその社会において、地主は金銭的・政治的のみならず、宗教儀式でも中心的役割を果たす、スケールは違うが卑弥呼のような存在なのかもしれない。年に一度の大祭(ネーマ)や、小規模の祭りでは、そういった選ばれし者が精霊を憑依させ、お告げをしたり、人々の悩みにこたえたりするらしい。そして精霊が憑依している間、彼らは現在では使われなくなった古語のような言葉を話すのだという。もともとアフリカで呪術の研究をしていたM保さんにとって、格好の研究対象となったわけだ。

ドクトルF氏はカースト制度を、そしてM保さんは精霊信仰を研究しているので、普通の旅行者が窺い知ることのできない話をたくさん聞けたのはとてもありがたかった。

テーマ : インド旅日記 - ジャンル : ブログ

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