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インド旅日記その2:予想してなかった商売=移動式現像サービス

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2009年8月29日土曜日後編

タクシーの運転手は若いお兄ちゃんで、女房と子供二人がいると言った。彼は、初めての国の初めてのドライバーとしてはかなり優秀で拙いながらも英語で一生懸命ガイドしてくれた。
いわく、この辺りは新しいショッピングモールですごく物価が高いだの、今のインドのガソリン価格がどれくらいだとか、去年11月に起きたタージマハルホテルの爆破テロの内容、またその犯人の一人がこの近くで捕まったということ、などなど。

そして、ある小さな交差点に差し掛かった時、左手 を指差して彼はこういった。

『この壁の向こうにスラムがあります』

私はその言葉を聞いて普通に驚いた。
『あの壁の向こうがスラムだと言うのなら、今ここの道端で寝てる大量の人はなんやねん?』
ここはスラムではないというのか。


途中給油をするというので、車の中で休んでいたら『外に出てくれ』といわれた。
たかが給油だと思っていたら、わざわざボンネットを開けてノズルを突っ込んでいる。珍しいので写真を撮ろうとすると、危ないので止めろといわれた。後々考えてみたら、きっとあれは天然ガスで走る車なんだろう。引火の可能性があるので給油中に車の中にいるのは危険なのだ。


なんだかんだでタージマハル・ホテルに着いた時には日はとっぷりと暮れ、辺りの闇の中にライトアップされたインド門が照らし出されていた。Nano で世界的に有名になったTATAグループが所有するタージマハル・ホテルは、シンガポールのラッフルズ・ホテルと並び『東洋の真珠』と称された超一流ホテルである。さすがに建物のつくりは瀟洒で荘厳、入り口ではX線を使った厳しいチェックが行われていた。だが、その名門ホテルのすぐ裏手に骸のように寝転がっているたくさんの路上生活者達がいる。

夜のインド門

indomon.jpg


なんか頭のなかがごちゃごちゃしてきた。

小雨が降っていたがとにかく休みたかったので近くの段差に腰掛けていると、私の姿をめざとく見つけた一人の男が近づいてきた。何かを売りつけようとしているのだろうか、彼は首から前にキャノンの小型プリンターを抱えていた。腰のザックには小型のバッテリーが入っているらしい。
『お前のデジカメをここでプリントしてやろうか?』彼はそういった。
 

移動式デジカメその場印刷サービス、これは読めんかった

genzou.jpg

なるほど、今のプリンターはコンピューターと接続しないでもメモリーカードさえあれば直接プリントできる。ポラロイドなど必要ない、その場での写真現像サービス。
値段は一枚30ルピー(60円)という。かなりぼったくっているのだろう。とりあえずインドには今日着いたばかりだから今の私には必要ないサービスではある。その場を立ち去ろうとすると、(じゃあ幾らなら払うんだ、お前は幾ら払うんだ)という声が背中から追いかけてきた。

『小型プリンタを使った移動式現像サービス』というのは考え付かなかった。”想像もしなかったビジネスを見る” 
ムンバイについてまだ 2時間も経っていないというのに、もう3つの目的を達成してしまったのだ。

サルベーション・アーミーの宿は満室だったが、付近の安宿を紹介してくれた。Delight Guesthouse
ドミトリーで200ルピー(4ドル)、少し高いが物価の高いムンバイでは仕方ない。観光客だろうか、たくさんのインド人と韓国人の同部屋、汚い二段ベッドの下を確保する。


自分の中できちんと理解できないまま、いやインドを理解するのは永久に無理なのかもしれない、そんなことを考えながら泥のような眠りについた。

テーマ : インド旅日記 - ジャンル : ブログ

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