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インド旅日記その0:インドに行く9つの理由


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インド帰りとはなんぞや

10年以上前に旅人の間で普通に使われていた言葉に「インド帰り」というものがあった。
それはまさに言葉どおり、インドを経由した長期旅行者のことで、特有の匂いを放っている連中のことを指していた。


髪を長く後ろに垂らし髭は伸ばし放題、サンダルをつっかけクルタを羽織り、巻きスカートでゆっくりと歩く、食事は安食堂で朝と晩の二食、頻繁な移動よりも滞在型の旅を好み、夕方になるとタバコかガンジャの煙をくゆらせる。たとえそこがタイのカオサンであっても、香港であっても、モンゴルであっても、彼らの姿はいやがおうにも目についた。 というのは、インドに行ったことがない長期旅行者にとって、たびたび話題にのぼったものだった。

そのある種達観した、ある種崩壊した彼らの旅を横目で見て、インドに行ったことのない他の長期旅行者達は”何がえらいの、インド帰り?”という気分になったものである。


しかしどうやらこの言葉いつの間にやら死語になっていたようで、今回の旅で会ったたくさんの若者に聞いてもこの『インド帰り』という単語を知っているものすらいなかった。
何人もの旅人を見たが、当時のように明らかにインドにまみれた空気を引き連れている旅人も見なかった。

しかしながらほんの少し前だが、『インド帰り』達は確かにいたのである。それもかなりの数で。


この世に200近くある国と地域、しかしながらインド以外のどれ一つとしてこれに当てはまるものはない。”中国帰り”もいなければ”北欧帰り”もいない、” オセアニア帰り”もなければ、『北朝鮮帰り』ですら存在しないのである。やはりインドは特別な国であるに違いない。かの国はどうしてか人をそうまで変えてしまう力を持っている。 インドを旅した若者達は何を見て何を感じ、どうして『インド帰り』になったのだろうか? それをずっと知りたいと思ってきた。

しかしながらアメリカに住んでいる今、ロサンゼルスという最も地の利のある土地柄ですら、ムンバイに行くまで最短で片道27時間もかかる。やはりインドは遠い国だ。一番安い航空券でも1000ドルくらいする。なかなか思い切れるものでもない。

しかし今回は高校時代からの友人ドクトルF氏が私のインド行きの背中を押してくれた。10年にわたってインドのカースト制度を研究している彼と南インドで再会することは今回の旅のハイライトであり、初めて会う彼の奥さんであるプロフェッサーM保さんと5歳の娘さんに会うのも楽しみだった。もちろん初めてのインド、見たい聞きたい食べたいものが山ほどある。

念願のインド行きだから実りの多いものにしなければならない。そこで出発にあたって、私は今回の旅の目的を書き出してみることにした。

それが以下9つだ。このうちのいくつが満たされるのだろうか。楽しみである。

  1. 1)『インド帰り』達がどうして『インド帰り』になったのかその理由を探りたい
  2. 2)人の命の軽さを感じたい、路上で眠るたくさんの人が蠢くところを見てみたい、インドのスラムを見てみたい
  3. 3)都市部にも野良牛はいるのだろうか、もしそうだとしたら是非見てみたい
  4. 4)私が想像もしなかったようなビジネスを見てみたい
  5. 5)インド研究の大家:ドクトルF氏との再会、5歳になったばかりの娘さんと遊ぼう
  6. 6)チャイを素焼きの器で飲んで、飲み終わったらカシャンと割りたい
  7. 7)ガンジス川で沐浴及びバタフライをしたい
  8. 8)ガンガーで野焼きされている死体を見たい、できれば水死体も見てみたい
  9. 9)男性でも女性でもいいので、素敵な旅人と会って話しをしたい

テーマ : インド旅日記 - ジャンル : ブログ

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